2021年学生くるみを振り返って





2021年度の学生くるみを引率してくださった56期の4年生方がこの1年を振り返り思いを綴ってくださいました。






なんとなく、看護で学んだことをすぐに実践できたらいいなと思い、始めたマネージャーの活動。本当に尊敬できる先輩方、同期、後輩、社会人の方と出会って、くるみに入ってからの日々は本当に本当に充実していました。
3年間の活動を通して、くるみクラブは、誰かの指示によって動く組織ではないため、できることを自分で探していかないと、時間だけが過ぎていってしまうことに気づきました。
最初は先輩方に喜んでもらえるのが嬉しいという、モチベーションでしたが(笑)、「やる気があるだけでは、やらないのと同じ」というモットーのもと(やる気って本当大切だしこれを思うと辛いこともある、自分を奮い立たせる時だけに思い出すようにしています)、マネージャーとして、勝利に貢献するために試行錯誤した3年間でした。
結局、勝利に直結するようなことはできず、自分の無力さを感じていましたが、たくさんのことを学ばせていただいた3年間でした。
最後に、1部昇格の瞬間にマネとして、立ち会えて、本当に本当に嬉しかったです。

今年は、偉大な先輩方が引退してから、「マネ全員がチームの勝敗に対して、本気で悔しんだり喜んだりできるようになる」という目標を立てて、業務の分業制を試みるも、途中で挫折。そもそも練習にも参加できないことも多く、申し訳なかったです。そんな優しく迎えてくれるみんなのおかげで最後まで続けられました。
くるみのマネは、本当に本当に笑顔が素敵で、あたたかいマネージャーチームです。みんなのこと本当に尊敬しています。
周りをよく見ていて、困っていたら、さっと手を差し伸べてくれて、とてつもなくテキパキしていて、後輩なのに本当頼れて、最高に面白くて愛おしいみんなと、もう少し一緒にマネをしたかったな、、と寂しい気持ちです。
マネの皆に伝えたいことは、悩んで困った時には一人で抱え込まないで、たくさん周りに頼ろうね。(いつか頼った分だけ、同じように困っている誰かを助ければいいんだよ!)ということと、失敗しても大丈夫だし、一歩踏み出して、実践したことに意味があるから、図々しいなんて思わず、自信をもって色々やってみよう!ということです。
これからは、1部のマネとして、胸を張ってください。みんななら、絶対に大丈夫です!

同期へ
とにかく優しくて、あたたかくて、実はあつい思いを持っている4年生。いつも冷静なみんなだけれども、それぞれがそれぞれの立場や役割で、いろんな思いをしていて、会議の時には、ちょっと本音を話すこともあったよね。けれども、その場で切り替えて、チームの1部昇格のために役割を全うしていたみんなの姿、本当にかっこよかったし、大尊敬しています。マネのことも気遣ってくれて、いつも活動に意見やフィードバックをくれて、本当にありがとう!これからもよろしくね!
最後に。マネは一方的なお世話係ではなく、プレイヤーをはじめ、様々な方々との相互作用の上で、成り立っていたように思います。何かをしてあげることよりも、たくさんの方々に助けられ、様々な言葉をかけてもらい、いただいたものの方が多かったように思います。
大好きな皆さんと一緒に目標を達成するために、何ができるのか考える時間が、とっても幸せでした。
本当にありがとうございました!

 文章: 56期 マネージャー 山本あかり


BKリーダーを務めさせていただいた佐藤大晟です。
1年前、僕はくるみの楽しい雰囲気に惹かれて入会しました。コロナ禍で練習もままならなかった2020年に比べて2021年は練習を再開でき、幹部のメンバーでよりよい練習メニューや戦術を考え実践していました。
しかし、そのようなトップダウンの運営方法では、プレイヤー全員のモチベーションが上がらないことに気がつかされ、より意見を聞くために全体ミーティングを毎週行いました。それによってくるみ全体の雰囲気が徐々に良くなっていき、一致団結して最後の入れ替え戦に挑むことができました。
この一年間を通して様々なことを学ぶ機会を貰い、ラガーマンとしてだけではなく、人として成長できたことを実感しております。今後はこの感謝を胸にくるみを応援していきたいと思っています。
挫けそうになった時に支えてくれた同期をはじめとする様々な方々に御礼を申し上げます。

文章: 56期 BKリーダー 佐藤大晟




後輩たちへ
 
「スピーチとスカート丈は短いほうが良い。」と言われるので私からは短めに。
 
山口組、この一年は本当に色々ありました。
やっぱりコロナの影響はぬぐえなかった。練習も長期中止、再開後も試合ができず、モチベーション維持や、くるみへの帰属意識すら薄れていった中、最後は有終の美を飾ることができたのは、まぎれもなく、頼もしい後輩たちの存在のおかげです。
 
くるみの良いところは、自由でフラットな環境だと思います。私がくるみに入ったのは、体育会を辞めた大学2年の終わりでした。そんなハグレモノも受け入れてくれた、くるみの環境に感謝しかありません。是非後輩たちには、素晴らしいくるみの文化を受け継いでほしいです。
 
「勝者は最後に笑う。」みんなも笑って終えられる、素敵な学生生活を過ごしてください。
 
コロナの早期終息と、学生クラブ選手権一部でのご健闘を祈願しております。
ありがとう。がんばれ!

 
文章:56期副将 西川龍郎



今年度主将を務めました山口健太郎です。
この一年間は多くの人に助けられ、支えられ、救われました。僕は高校のころ強豪校にいたわけでもなく、センスの塊プレイヤーでもありません。それでも、一年間主将をやり通せたのは足りない部分をすべて拾ってくれる同期、学年の差など感じさせず頼りになる後輩がいたからです。
今年、僕が目指したチームは「主将がいなくても成り立つチーム」です。単純に仕事全部押し付けられたくないというのもありますが、もう少し理由があります。僕らの代が4年生に上がる前に、キャプテンや副キャプテン、主務など自分たちが担う役職について何が必要なのかを話し合いました。その中でキャプテンについて「全体を見渡す仕事・気遣いする仕事。いちばんタフでちょっとやそっとじゃ折れない立場。チームを鼓舞する人、優しい人。とにかくプレーで示せる人。」と、こんなイメージが出ました。大変だ。今年の1,2,3年生は頼もしい人ばかりで自分のプレーで鼓舞できるだろうか。全体を見渡し、気遣いができるだろうか。ここで出たことには自分ができることと、他の人がやった方がよりチームのためになることの2つがありました。なので、他の人に任せることと自分が責任をもって行うことを決めました。そうした時に、僕ができることは全体を見渡して気遣いを怠らないこと、優しくなることらへんだなと。そのほかは、もちろん参加するけどもっと適任の人に任せよう。僕がやることは特に求められてないし、なくてもいいけど誰かやってるとなんかいいかもぐらいの仕事でした。だから「主将がいなくても成り立つチーム」です。
やさしくなる。まず僕が行ったことは、新入生の名前を全員覚えました。コロナ禍で大学にも行けず、くるみが唯一他の大学生と触れ合える場です。なのでこの場所が居心地よく思えるように、一度来た新入生の名前を忘れないようにしました。
次に心がけたことは、行事プラン、練習の道筋が滞りなさそうか確認、サポートすることです。どうかなと聞いて、大丈夫そうだったらなにもしない、やばそうだったらめちゃ手伝う。こんな感じでした、多分。
やれることはやってるつもりでしたが、それでもまだまだ足りないものがありました。時間をかけて対策を考えた合宿や、なかなか機会がない練習試合などいろんなものがつぶれまくりましたが、問題はそこではありません。足りないものはチーム内でのコミュニケーションでした。いろんなことを僕やバイスで決めすぎて、チームの中での最善が達成されていない状態なのに、それを全員に強要してました。いろんなことについてそれはどうかという意見が多く出てきました。正直、その意見に気づかされるまで、全く自分たちがやってることで大丈夫だと信じていたし、いちばんだと思っていました。気づいた後は改善にすぐ取り掛かりました。練習日以外に一日ミーティングの時間を作り、学年を縦断したLINEグループを作りました。ミーティングは練習や試合を客観視できる場になったし、最後の方はモチベーションの向上にも自分の中でつながっていました。あの時に当時のやり方じゃ足りないと理解してなかったら一部昇格はできていなかったと思います。貴重な経験ができました。
今シーズン、そして四年間を振り返って思うことは「続けてよかった」です。別につらい、やめたいと強く思ったことは特にはありませんが、いろんな人に出会えて、いろんな面が覗けて、最初から最後までいたからこそ見れた景色は多々あると思います。僕がこの一年間やったことなんて誰でもできるし、チームが強くなることに直接はつながらないかもしれません。それでも、くるみに入部したみんながくるみに入ってよかったと少しでも思えるような雰囲気を作れたのかなとは、思ったり思わなかったりです。どんな雰囲気が気持ちいのかは、四年間経ったからこそわかるものかもしれません。
くるみに入っていろんな経験をさせてもらえました。海外遠征に行ったし、百人分のコメも洗ったし、うめえ馬刺しも食ったし、くるみでやり残したことはないように思えます。マジで楽しいことの方が多くて気持ちいいいくるみ生活でした。自慢できます。悪いけど1.2年生には自慢できます。
この気持ちいいい生活にかかわってくれた全てのクルミル人に感謝します。最後のほうまとまりないですが、どうせ長すぎて誰も読んでないと思うので終わります。最高の日々をありがとうございました。

文章: 56期 主将 山口健太郎

2021年度本当にありがとうございました!
お疲れ様でした!!!😭😭😭😭😭😭

くるみクラブ 学生ラグビー

くるみクラブは1965年に創部され今年で55年を迎える歴史あるラグビークラブチームです。 30以上の大学から集まって週に3日練習を行っています。そのため大学を超えた交流ができ、他にはない関係が築けます。 またくるみクラブは部員全員が楽しんで活動できること大切にしています。ラグビーの経験、未経験は問いません。 関西遠征や海外遠征(2019年度はグアム・バリ・シンガポール)に参加しました。

0コメント

  • 1000 / 1000