6戦目入れ替え戦  VS 法政工



11月28日(日)サンケイ三郷グラウンドにて法政工さんと入れ替え戦を行いました。





はじめに、皆様の多大なる応援ご協力があり今大会を無事終えられた事、誠に感謝申し上げます。





天気に恵まれた最終戦、今シーズン一番のアップを終えキックオフの笛が吹かれます。



前半

序盤自陣でのディフェンスが続くものの集中を切らさずに粘り強く守りきり、敵陣に入ると法政工の硬いディフェンスに対し前に出て、得点力のあるBKが次々とトライを奪います。どんなにディフェンスが続こうと、マイボールにさえなれば絶対にトライしてくれるチームだから、ディフェンスも苦ではなかったプレイヤーは自分だけではないと思います。頼もしいチームメイトばかりで幸せでした。プレーが安定しない、ミスが多い、各々が抱える怪我等の問題を抱えながら毎週試行錯誤を繰り返しながら少しずつ形を変え良くなっていった、そんなチームの良い所ばかりが見れた前半は、26-3で折り返します。



後半①

前半26-3といい形で折り返した後半、法政工が1部の意地を見せつける展開となりました。相手の長所である重さのあるFWの攻撃に苦しい時間が続きました。しかし、CTBの山本(3年)やPRの高松(3年)のナイスタックルやジャッカルにより何度もピンチを凌いでくれました。
必死のディフェンスにも関わらず、とうとう失点を許してしまいます。そこから相手のペースに乗せられ、さらにもう1トライされてしまいます。



後半②


後半30分、6点差まで迫られたくるみは1トライ1ゴールで逆転されないようペナルティゴールを選択。CTBの下村(3年)がこれをしっかりと決め、法政工を引き離しました。法政工も負けじとペナルティゴールを決めてきますが、くるみがリードを守る形で試合終了。念願の1部昇格を果たしました。





80分間本当に皆の思いが1つになった試合でした。そしてそれが最後までブレなかった。だからこそ、追い求めてきた結果を掴み取ることができたのだと確信しています。今シーズンを通して、本当にたくさんの応援ありがとうございました。


文章:井上太一、佐藤大晟、西川龍朗


FWリーダーを務めました西川龍朗です。
今、卒業論文を執筆しながら、煮詰まったことを言い訳にして(現実逃避)、くるみクラブで過ごしたこの一年を振り返ろうと思います。
この1年間、やはりコロナの影響は拭えず、春シーズンは1度も試合ができませんでした。チームの結束はおろか、モチベーションも目標も見失いました。もっとも、くるみクラブとしての帰属意識すら揺らぎました。それでも、前例のない1年だったからこそ、くるみクラブはグッと1つのチームになれた気がします。
まず、コロナ禍でも沢山の新しい仲間が楕円球を求めて来てくれました。本当に感謝です。
否めない準備不足は、試合を重ねるごとの飛躍的な成長が埋めてくれました。
ラグビーには幾らかセオリーがありますが、それは様々な条件が揃って初めて遂行できるものです。一期一会のクラブラグビーではそれが簡単ではありません。本当に苦労しました。だからそんな常識をぶっ壊しました。
奇策(高松、本当にありがとう)だったかもしれませんが、自由なラグビーがくるみの真骨頂でもあると思います。思い返せばそうやって大きく成長できたチームでした。
私はどんな状況であれ、与えられた環境に文句を言わず、逆境を跳ね除ける力こそが、人生において大事だと思っています。それはラグビーが私に教えてくれたことです。
恥ずかしげもなくラグビー大好きおじさんみたいなことを言うようになったなぁと思いながら(笑)、それでもこの一年を通じて本気でラグビーの力のようなものを実感しました。
一つ一つの事象に意味があって、それが「一部昇格」と言う悲願達成に繋がったと思います。その偶然を、必然に手繰り寄せる力が、くるみにはありました。情けない副将でしたが、頼もしい同期と後輩たちがそれを実現してくれました。

文章 : 西川龍郎




選手権の開催に携わったすべての方に感謝申し上げます。コロナ禍の中、選手権大会が開催できるのは関係者の皆様の尽力があってのことだと思います。本当にありがとうございました。

当日は、試合前のアップからたくさん声を出していて、とってもいい雰囲気でした。
試合中は、皆が満身創痍で、痛みを抱えながらも懸命に闘っている選手もたくさんいたように思います。何度も立ち上がる皆の姿を見て、ドキドキしながら、勝利への気持ちの強さをひしひしと感じました。

勝利の瞬間、膝から崩れ落ちるキャプテン、抱き合ったり涙したりするプレイヤーとサポート陣の姿がありました。あの感覚、光景、忘れることはできないと思います。
 
2年連続、あと一歩のところで届かなかった一部昇格。
去年の11月に、ひとりひとりの想いを基に、会議を重ねて、目標を「1部昇格・楽しむ」に決めました。
もちろん正直にいうと、ずっと目標に向かって走り続けられたわけではなかったように思います。
今期は、練習も練習試合もできなかったり、練習ができても人も十分に集まらなかったり、思いが強いがゆえにぶつかったり、怪我をして試合に出られなかったり、それぞれ立ち止まって、なんとも言えない表情をしている場面を何度も見てきました。
ただ、立ち止まっても、目線は1部昇格に向いていたように思います。
それほどの思いで、全員で勝ち取った勝利です。
OBOGの皆さん、各カテゴリーの皆さんからの厚いご支援ご声援のおかげでここまでこれました。本当にありがとうございました。
来年度からは、関東学生クラブ1部所属のくるみクラブとなり、一部で闘います。
すでに来年に向けて3年生中心にチームづくりを始めています。プレマネ共に、彼らは、なんだかんだ言って結局、強い信念を持って行動できる人たちです。次の新しい目標達成のために全力で取り組んでいくと思います。
今後とも、学生くるみの応援をよろしくお願いいたします。


文章: 山本あかり

※COVID-19対策について
くるみクラブでは、ワールドラグビーの練習再開のガイドラインに基づき、クラブ独自のガイドラインを作成しています。前日の体調の調査、管理、練習中の手洗い、消毒などを厳格に運用し活動しております。

くるみクラブ 学生ラグビー

くるみクラブは1965年に創部され今年で55年を迎える歴史あるラグビークラブチームです。 30以上の大学から集まって週に3日練習を行っています。そのため大学を超えた交流ができ、他にはない関係が築けます。 またくるみクラブは部員全員が楽しんで活動できること大切にしています。ラグビーの経験、未経験は問いません。 関西遠征や海外遠征(2019年度はグアム・バリ・シンガポール)に参加しました。

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